こんにちは、ねこです。
今回は谷町九丁目駅近くにある「高津宮(こうづぐう)」を参拝してきました。
高津宮は都会の真ん中ににありながら、周りを静かな公園に囲まれており、小高い場所に建つ落ち着いた雰囲気の神社です。
ご祭神は、人々を思いやる政治で知られる「仁徳天皇(にんとくてんのう)」。そのため多くのご利益がいただけると伝えられています。さらには、“縁切り坂”や“相合坂”と呼ばれるスポットがあり、悪縁を断ち切り、良縁を結ぶパワースポットとしても有名なんですよ。
御朱印も「縁結びの記念」として人気が高いそうです(^-^)
それでは、さっそく参拝スタートです!!(^^)!
高津宮の見どころ
高津宮は仁徳天皇を祀る由緒ある神社で、落語の舞台などにもなっており、上方落語や町人文化に深く関わりのある神社です。
大阪一の眺望と称された”本殿”
昔は小高い場所にある本殿からの眺めがとても素晴らしかったそうです。
でも今は周りに高い建物が増えてしまいました。 残念。。。(^_^;)

華やかなお社”高倉稲荷神社”
本殿の右奥に赤い鳥居が目を引く華やかなお社が「高倉稲荷神社(たかくらいなりじんじゃ)」です。
毎年4月の「初午(はつうま)の日」に行われる例祭「初午祭」での「富くじ」が名物です。参拝者などに「富くじ券」が配布され、当選者には御神酒や米一俵などの景品が授与されるそうですよ✨




安産祈願の”安井稲荷神社”
高倉稲荷神社の横にこれまた美しい朱色の鳥居を構えている「安井稲荷神社」があります。昔から安産の神様として信仰されています。


地主神”比売古曽神社”
高津宮の境内にある「比売古曽神社(ひめこそじんじゃ)」は、地主神(その土地や地域を守る神さま)として高津宮の摂社になっている由緒ある神社です。起源は垂仁天皇2年(約2000年前)に下照比売命(したてるひめのみこと)を祀ったのが起源とされている神社です。


高津宮のご利益は?
高津宮のご祭神とご利益
◆主祭神:仁徳天皇(第16代天皇)
高津宮には仁徳天皇の他に、天皇と関わりの深い血筋の神々も祀られています。
・左座:応神天皇(仁徳天皇の父)、仲哀天皇(祖父)、神功皇后(祖母)
・右座:履中天皇(仁徳天皇の子)、葦姫皇后(仁徳天皇の正室の一人)
👉ご利益:家庭円満、商売繁盛、良縁成就、安産、縁結び、縁切り、子宝、芸能上達
摂末社のご祭神とご利益の一覧表

パワースポット ”縁切り坂”と”相合坂”
◆縁切り坂(西坂)
👉明治初期まで三曲がり半(三下り半(離縁状の意味))の形状をしていたところから、「縁切り坂」と呼ばれるようになり、現在も悪縁を絶つ坂として信仰を集めています。”坂”と書いてますが実際は階段です。



◆相合坂
👉明治後期に西坂の南北に階段として作られた坂で、南からの「女坂」と北からの「男坂」の2本の階段があり、これらを合わせて「相合坂」と呼びます。縁結びの坂として知られており、男女がそれぞれの坂を同時に登り、頂点で出会えば相性が良いとされ、恋愛成就や新しい良縁を願う参拝者が多く訪れています💕




良縁参拝の順序
- まず本殿をお参りし、
- 次に縁切り坂(西坂)を下りて悪縁を断ち、
- その後、相合坂の南側(女性)と北側(男性)から同時に坂を登り、
- 再び本殿に戻り感謝の祈りをするのが良縁参拝の定番ルートです
縁結びの記念として人気の御朱印
通常御朱印(1種類)
御朱印は直書きで「高津宮」と中央に筆書きされ、朱印が捺印されます。
★初穂料:300円

授与時間・いただける場所・御朱印帳に関して
・授与所開所時間:9時〜17時(季節により変更の可能性もあるため、HPでチェックしてください。)
・いただける場所:拝殿の右手前にある社務所(御神札授与所)で御朱印を授与してもらえます。
・御朱印帳:あり(初穂料:3,500円と1,500円の2種類が授与いただけます。)
高津宮のちょこっと歴史
高津宮は、第16代・仁徳天皇を主祭神とする神社です。
仁徳天皇といえば「民を思いやる政治」で知られています。ある日、高台から町を眺めていたとき、民家から炊事の煙がほとんど上がっていないことに気づきました。人々が重い税に苦しんでいると察した天皇は、すぐに税を免除し、民を救ったと伝えられています。
このような仁徳天皇の御徳に感銘を受けた清和天皇の勅命により、貞観8年(866年)、ゆかりの地に社殿が建立されたのが高津宮の始まりとされています。
その後、天正11年(1583年)、豊臣秀吉が大阪城を築く際に、ご神体は現在の比売古曽神社に遷座されました。
江戸時代に入ると高津宮は町人文化と深く結びつき、古典落語の舞台としても知られるようになります。現在も境内の参集殿では落語会や寄席が開かれ、五代目「桂文枝」の石碑が建てられるなど、落語とのご縁が続いています。
第二次世界大戦で社殿は焼失しましたが、1961年に再建され、今に至ります。


高津宮への行き方
■住所:〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津1丁目1-29
🚃 電車でのアクセス
大阪メトロ谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」2番出口から徒歩約5分
👉出口から地上に出て北東方向へまっすぐ歩きますと、徒歩約5分で到着。
近鉄奈良線「大阪上本町駅」から徒歩約10分
👉大阪上本町駅の7番出口(または11番出口)を出て、西方向へ徒歩で約9〜10分程度歩きます。谷町筋を越え、高津1丁目の交差点を目指してください。交差点を越えたらすぐに高津宮の鳥居が見えてきます。
🚗 車でのアクセス
・阪神高速1号環状線「道頓堀出口」から約1分程度で到着。
👉高津宮自体には駐車場はありませんので公共交通機関の利用がおすすめです
■地図
まとめ
高津宮はこぢんまりとした神社ですが、本殿へ向かうには必ず階段を上ることになります。
さらに境内の“縁切り坂”や“相合坂”でも階段の上り下りがあり、意外と体力を使うんです。
でも参拝を終えて鳥居をくぐる頃には、心も体もすっきり。適度な運動のおかげなのか、それとも悪縁をきれいに断ち切れたからなのか…不思議と爽やかな気分になれる神社でした。
ぜひ皆さんも、一度体感してみてくださいね♪


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